10月30日(土)、中学校でグローバル・サイエンス講演会が行われました。
生徒一人一人が「真の国際人」として生きていくために必要なことを学ぶ機会になればと、講師をお招きしました。講師は、数学者であり、大道芸人であり、世界100ヵ国を訪問している旅人でもあるピーター・フランクル先生で、演題は「21世紀の国際社会に羽ばたくための学び」です。
巧みで軽快なジャグリングをしながら登場したピーター先生は、マイクを持つと「君たちは21世紀に生まれた。そんな君たちに伝えたいことがあります」と言って「人間にとって最も大切な財産は、“知識”と“心” の2つです」と語り始めました。
「今は、どんなことでも学べる時代です。少しでも興味があることは、どんどん学んでほしい。努力は決して人を裏切らない。進んで学べば、あなたの人生はもっともっと楽しくなる。KEEP YOUR HEART OPEN. 心を開いて生きよう」
そんな風に、ピーター先生は繰り返し「学ぶことの楽しさ」と「生きることの素晴らしさ」について生徒たちに強く訴えてくださいました。
それ以外にも、
・ご自身と新潟にまつわるエピソード
・世界中を旅して見聞きしたこと
・数学の本質とは何か
・母語を学ぶことの意義
・人と関わる上で大切なこと
・多文化共生をしていく方法
など、多岐にわたって興味深い話をしてくださいました。
生徒たちは真剣に、時に笑顔で、ピーター先生の声に耳を傾けていたようです。
生徒会長の芝原さんは、「自分はもっと変わらなくてはいけない。時間を大切にして、努力を積み重ねていこうと思いました」と、これからの決意を述べていました。
また、生徒たちのワークシートには、
「自分も人生を楽しんで生きていきたいと思いました」
「改めて、学校での学習を大切にしようと思いました」
「もっともっと自分から行動してみようと思いました」
といった声があふれ、多くのことを感じ、改めて学ぶ意欲を高めたようです。
「学ぶことのたのしさ」「主体的に生きる大切さ」を感じる素晴らしい機会をいただきました。ご講演くださいましたピーター・フランクル先生、本当にありがとうございました。