新潟明訓中学校・高等学校Niigata Meikun Junior, Senior High School

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2023.03.02トピックス高校
第74回新潟明訓高等学校 卒業証書授与式を挙行しました(3/1)

 3月1日(水)9時30分から、第74回新潟明訓高等学校卒業証書授与式が本校体育館で行われました。
 吹奏楽部の演奏の中、1組から担任の先導で卒業生が入場し着席後、吹奏楽部による国歌の演奏が行われました。そして各クラス担任が氏名を読みあげ、卒業生351名一人一人に、壇上で中山校長から卒業証書が手渡されました。卒業生は緊張の中にも喜びを感じられる様子で卒業証書を受領していました。

 中山校長からは「コロナ禍で思い描いたような高校生活が送れなかったと思う。このような逆境の中で鍛えられ、新しい日常を構築してきた諸君には、これからも失敗を恐れず一歩踏み出す勇気を持って欲しい。100年前の先輩が新潟夜間中学講習会を自分たちで開いたように、明訓生の矜持と誇りと自信を持って自分の人生を切り開いていって欲しい。」との式辞がありました。

 続いて小泉理事長から「コロナ禍であっても学校行事や部活動などで人間関係が育まれたと思う。高校時代の友人を大切にし、何かあったときには助け合い支え合って、これからの人生を歩んでもらいたい。」との祝辞が贈られました。

 在校生代表増山万由(ますやま まゆ)さんは「送る言葉」のなかで「コロナ禍の中でも先輩方は前向きにがんばっていた。そして後輩の私たちを優しく時には厳しく導いてくれた。これからは自分たちが引き継げるようがんばっていきたい。」と感謝の言葉を述べました。

 卒業生代表の齋藤由莉(さいとう ゆうり)さんが「別れのことば」のなかで、「入学してからずっとマスクの生活が続いた。全校集会で全員で校歌を歌ったこともない。楽しみにしていた行事も縮小や中止になったが、それよりももっと大切なものに気づいた。それは授業を受け、友達と会話し、放課後の部活動に参加できること、当たり前の日常のありがたさだ。この3年間、信頼し支えてくれた友人・励まして背中を押してくれた先生方・厳しくも本当の愛情を注いでくれた両親に感謝したい。これから苦しいことがあっても、明訓の3年間を思い出して乗り越えていけると思う。」と感謝の言葉を述べ、参加者の感動を呼んでいました。

 卒業記念品は大判プリンターと体育館デジタルワイヤレスマイク一式で、卒業生代表の宮川明流(みやかわ あかる)さんが中山校長に目録を贈呈しました。
 式終了後、卒業生が吹奏楽部の演奏と参加者の拍手に送られて退場した後、各クラスでは最後のHRが行われ、教室や教務室で写真を撮り合う姿がみられました。

 春の到来を感じさせる好天に恵まれ、厳粛な中にも温かみのある卒業式を行うことができました。ご参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。そして御卒業おめでとうございます。