3月21日(木)午前9時30分から本校体育館で、新潟明訓中学校第15回卒業証書授与式を行いました。今年度は、卒業生及びその保護者、職員、在校生が参列しての卒業式となりました。
まず壇上で中山校長から卒業生一人一人に卒業証書が手渡されました。そして賞状授与では日本私立中学高等学校連合会賞が関川 桂林(せきがわ かりん)さんに、精勤賞受賞者を代表して星名 倖(ほしな こう)さんに、功労賞が同様に井上 結斗(いのうえ ゆいと)さんに贈られました。
次に中山校長は「コロナ禍からは脱したとはいえ、様々な問題を抱え、先行き不透明な社会にどう向きあったら良いのか。太宰治の小説を引用し、『カルチベート(カルティベート)』される、つまり才能・品性を磨き、教養身につけ、将来人格を完成させるためにはひたすら勉強することが大切である。」と式辞を述べました。
次に落合理事から「他人の痛みを知ることは難しい(心の痛みはさらに難しい)が、痛みを分かち合える世の中にしていくことが大切。相手の立場を尊重し、意見を交わしていく場を大切に持つ努力をしてもらいたい」との小泉理事長からの祝辞を代読していただきました。
祝辞のあとに、在校生代表の山田 朱夏(やまだ あやか)さんが「新入生の我々を卒業生が温かく受け入れてくれたこと、部活動での思い出を引き合いに、後輩を思いやる心と優しさを受け継ぎ、笑顔あふれる明訓中学校にしていきます。」と『送ることば』を述べました。
つづいて、卒業生代表の加藤 向日里(かとう ひまり)さんが「明訓中学校の3年間を通して挑戦することの大切さを学び、恐れてばかりいると自身の成長とより充実した日々を自ら手放してしまうと気づいた。勇気を出すことを恐れないでほしい。」と『別れのことば』で答えました。
式終了後、卒業生は吹奏楽部の演奏と、保護者・職員・在校生の盛大な拍手に送られて退場しました。
また、全体の式を終えた後、最後の学年集会を開き、各クラスの代表生徒による卒業論文のプレゼンテーションが行われるなど、中学校生活の3年間を振り返える時間となっていました。
本日は肌寒さが残りつつも春の暖かな日差しを感じる日となり、厳粛ななかにも温かみのある素晴らしい卒業式となりました。ご卒業おめでとうございます。