MeGA3各コースの様子をお知らせします。
1コース ブリスベンコース
2現地の気候(晴れ ※最高気温30℃)
3行程3日目
9:30 ホテル出発
10:00~12:00 QLD大学にて水野先生による「海洋のゴミ問題」についての講義
12:20~13:00 ブリスベン市内のショッピングモールにて昼食
14:00~15:30 デイジーヒル•コアラセンターにてコアラ研修
16:00~16:40 ブリスベン市内のショッピングモールで買い出し
17:00~18:30 中華街にて夕食
19:00 ホテル帰着
4 生徒の様子
研修2日目も大きな体調不良を訴える生徒はおらず、順調に研修を行うことができた。昨日は、ノースストラドブローグ島での研修中止を聞き、残念な思いをした。そのため、QLD大学の水野先生の講義に真剣に耳を傾けていた。 先生はオーストラリア日本野生動物保護教育財団の理事長など、様々な役目を兼任される「動物保護」の第一人者である。日本ではなかなか受けることのない授業に、生徒たちは真剣にペンを走らせていた。「思いついた質問は、ためらわず、その場ですぐに発言しなさい。それがオーストラリアの学生たちです。この国の学生たちはうるさいよ〜」そんな声がけもあり、普段日本では控えめな生徒たちも、積極的に発言や質問をしていた。これはブリスベンに来て感じる、彼らの大きな成長の1つである。
講義の中で印象的だったのは「多くの海洋ゴミで死んでしまった海鳥の雛の写真」だろう。お腹の中からウジャウジャと出てきた海洋ゴミの写真は、生徒の目にも悲痛に映ったようだった。そして、先生はコアラの話題にも触れ「観光客はみなコアラを見て『可愛い〜』だけで終わってしまう。だけど、彼らの多くが、コアラが絶滅危惧種であることを知らない。どうか君たちにはコアラの真実を知って帰国してほしい」と訴えかけていた。そうした言葉がけもあり、お昼からのコアラ研修はとても有意義なものになった。英語の説明はスピードが早く、語彙も聞き慣れないものだったけれど、バスガイドのユミコさんからのフォローもあり、理解を深めることができた。ただのコアラ見物に終わるのではなく「人間と自然の共生」について真剣に考えるきっかけにすることができた。
サイクロンの心配は一人一人持っているし、慣れない集団生活で戸惑っている生徒もいる。だけど、彼らの真剣な表情や、食事中に見せる屈託ない笑顔は、この研修がうまくいっていることと、彼らの前向きな思いを物語っていると思う。